media arts lab + SCU

制作主体

日常のなかの嘘の多面性と繊細な心情変化を描いた映画『5days side story』の制作 小道具、身振り、カラーグレーディング等による映像表現の探究を通して

5days side story

私は卒業研究で約45分にわたる映画を制作しました。
大学の清掃員である主人公の高野了が、ある月曜日、ゴミ箱から指輪を拾うことで物語が展開していきます。そこから金曜にかけての5日間、味気ない日々を過ごしていた了に変化が生まれていきますが、その背景にはもう一つのストーリーが流れているといった話です。

添付資料

脚本では「シャレード」と呼ばれる、小道具や仕草によって心理・感情などを表現する技術に注力しました。台詞で直接的に感情を表現するような演出は避け、作品に鑑賞者の解釈の余地と深みを持たせられるように工夫しました。

映画制作を進めていく上で、より良い表現を探究したために、演技練習・撮影・編集などにおいて変更点が加わり、完成した映画と元の脚本では大きく異なった点が見られました。
具体的にどのような工夫を施し、どんな変更がなされたのか、一部ではありますがメイキングとして以下の5つの映像にまとめています。

メイキング①脚本の変更とともに無くなったシーン

メイキング②校内点検中、何かを発見するシーン

メイキング③会話をアドリブに変更したシーン

メイキング④音声だけ録り直したシーン

メイキング⑤音楽を効果的に使用したシーン

展示風景の記録